遠近や中近などのレンズを使うときのフレームの選び方

遠近両用レンズを使ったメガネを作るときのフレーム選びで気をつけた方が良いことをお伝えします。

まず基礎知識として
1.レンズ周辺部になるほどぼやける
2.累進帯の長さは選べる

累進帯イラスト

白い部分はぼやける部分になります。また遠くが見える点から近くが見える点までの距離、累進帯長は何種類かあります。以上のことをふまえて!先ずはフレームの天地幅。下イラストの矢印の長さです。

フレーム天地

この幅が長い方が累進帯長の長いレンズ=ゆれ歪みの少ないレンズを選べます。ただ、人が眼を下げる長さにも限界があります。あくまで標準ですが天地幅が30ミリ以上あれば十分でしょう。

ただそれだとデザイン的に気に入らない、という方もおられると思います。先に書きましたが累進帯長は選べるので短いのをすれば大丈夫。ただし標準長に比べるとゆれ歪みが少し大きくなります。

次はフレームの幅です。今は大きいフレームがはやってはいますが横幅に関してはあまり大きくない方がいいです。基本的に顔幅よりも大きくないこと。横幅が大きくても周辺部はぼやけていますのでそのぼやけ部分が増えるだけです。

この2点に気をつけてフレームを選べば失敗は少ないと思います。

これらはあくまでも遠近レンズ初心者に対しての標準的な考え方です。すでに慣れている方はあまり気にしなくても大丈夫です。メガネは見るモノからオシャレアイテムに代わってきています。ですのでその辺は柔軟に考えてご相談下さいね。

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