視力測定の難しさ
視力測定をする前に、眼の状態を調べる機械で測定します。この機械の名前はオートレフケラトメーターといい、近視、遠視、乱視度数の他角膜乱視も測れます。通常のメガネ屋ではケラト、つまり角膜乱視は測れない機械が多いかと思いますが、当店は角膜乱視も大いに参考にしますので、この機械が必要になります。
そのデータは視力測定の参考になるのですが、それとは別に瞳の拡大画像も見られます。
瞳の周りの網目状の模様が全く違うのがお分かりでしょうか。僕は医者ではありませんし、この違いに関してどうのこうの言う資格はありません。ですが、経験で言うと写真下(左)の人の方が視力測定がちょっとややこしい場合が多いです。絶対とは言えませんが。
視力測定には経験が必要です。メガネ学校で習ったこと以外にも視力測定の現場では色んな情報に満ちあふれています。僕の質問に対するお答えが例えYESでもその言い方によっては違う選択をする場合もあります。常にその答えは何を意味するのか、上の画像の違いの意味は?などを常に疑問として持ち模索して経験値を増やさなければなりません。
視力測定のスピードが速いことをセールストークにしているお店もあるようですが、当店なんかは全く逆??通り一辺倒の方法では本当に必要な度数は決まらないと思うくらいです。とは言えあまり長いとお客様も疲れますのでその辺のさじ加減が難しかったりします。ある測定の後でお客様が「あ~、疲れた」なんてのもありますね。
今日もメガネ再作のお客様に2回目の視力測定をしました。前回の測定で分からなかったことの再確認です。
常に勉強す!