オーダーメイド充電式補聴器

補聴器の形は3種類あります。

ポケット型、耳かけ型、耳穴式。

ポケットはほぼ使わないので基本2種類になります。コロナ渦以降耳かけは減りました。なぜならマスクをするようになったからです。マスクを取り外すとき耳かけ式補聴器はほぼ確実に引っかかって外れてしまいます。ですので最近は耳穴式が人気です。

また電池式に変わって充電式が主流になりつつある昨今。日本はとても困った状況になっています。

世界的に見てマスクを屋外でもするのはほぼ日本人だけ。日本以外はマスクをしない習慣です。海外メーカーにとって残念ながら日本のマーケットサイズは補聴器の普及率の低さと相まって決して高くありません。となるとどうしても開発は耳かけ式が主流になります。電池式の場合はまだしも充電式耳穴式となると新しく開発コストがかかります。マーケットサイズとして小さい日本向けだけに商品開発を大手メーカーはしません。現に世界シェアNo1、2のオーティコンとフォナックは現時点で充電式耳穴補聴器は開発しないと明言しています。

最新式補聴器は従来式の最大の弱点だった多人数の人の声の聞き分けをできるようになってきています。ただしそれには多くの電力が必要になります。そのため充電式補聴器は電力量が電池式比べ格段に増えるのでとても好都合なのです。オーティコン、フォナックは耳かけ式でこのタイプの補聴器を出していますが、耳穴式は従来の電池式のままなんです。するとね、電池寿命が従来式だと20日間くらい持ったのが、なんと2~3日しか持たなくなるのですよ。個人的にこれはどうかと思うんですよね~。

そうなるとそれ以外のところで調達しないと行けなくなります。いや、他のメーカーの性能が悪いと行っているわけではありません。当店でも他メーカーの充電式耳穴式を販売していますがその選択肢が広がらないのもどうかと思うのです。

今回も90才を超えるご婦人が初めての補聴器に充電式耳穴補聴器を選ばれました。試聴器で耳かけ式をお貸ししていたのですが、マスクを外す度に落とさないか、借り物を落とさないようにとても気を遣ったそうです。そりゃそうなりますよね。耳穴式ができてほっとされていましたよ(^^)

オーティコン、フォナックさん、ぜひ充電式耳穴補聴器の発売をよろしくお願いいたします!

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