きこえ8030キャンペーン

17日の日経新聞、土曜日版に上記タイトルの記事が掲載されていました。

永久歯を80才で20本残そうとする「8020運動」に範を取ったのだそうです。8030とは80才で30dBの聴力を保つことを目指しており、30dBはささやき声程度の大きさです。

8020運動は1989年から開始され始めた頃は10%以下でしたが現在は50%以上を達成していて口腔内清掃習慣が定着したそうです。

きこえ8030キャンペーンの背景には認知症との関連があるそうです。難聴は認知症を引き起こす要因です。認知症の経済損失は12兆円と言われており、政府は少しでも認知症の発症数を減らしたいようです。

補聴器装用推奨のレベルも以前は40dBでしたが今では35dBになっています。僕個人の意見としても早ければ早いほど良いと思っています。

と言いますのもほとんどの人が50~60dBの、いわゆる中等度難聴になって初めて補聴器を検討される方が多いようですが、このレベルになるとやはり慣れるのにはちょっと時間が必要になります。

それが40dB位の人であれば購入後1~2回の調整ですんなりと受け入れられているのが現状です。

ではなぜ補聴器の装用開始時期は遅いのでしょうか?

眼や歯は自分の問題です。見たい物が見えない、食べたいものが食べられない。そう、自分が困るのです。

かたや耳は実は本人はあまり困っていないのです。呼ばれても聞こえていないのは聞こえないので知らない。テレビなども大きくすれば聴ける。困っているのは本人よりもむしろ周囲の人なんです。

この差は大きい!!!

自分が困らないので行動が遅くなりやすいのです。

先日のNHKの番組でも補聴器を早い時期から装用しましょう、と言う番組をしていました。詳しくはこちらから

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