【メガネの使い分け】遠近両用は万能じゃない?「遠近&中近」の複数持ちが、大人の目のストレスを劇的に減らす理由【新大阪 淀屋】
1. 「遠近両用メガネ1本」で、すべてをまかなうのは難しい?
こんにちは、メガネ・宝石・時計の淀屋の瓦林康孝・真由美です。 老眼世代に入ると、基本的には「遠くを見るための度数」と「近くを見るための度数」の2つが必要になります。
それを1本のメガネでスマートに解決してくれるのが「遠近両用レンズ」なのですが、残念ながら「じゃあ遠近両用が1本あれば、生活のすべてのシーンを完璧に網羅できるか?」と聞かれると、人にもよりますが、私たちは「No」とお答えすることの方が多いです。
このブログでも何度かお伝えしていますが、遠近両用メガネの「近くを見る部分(レンズの下方)」は、私に言わせればあくまで“おまけ”のようなものです。そのため、デスクワークなどで近くの文字を何時間もじっと見続けようとすると、どうしても目がとても疲れてしまいます。また、デスクトップやノートパソコンの画面を見るときに、レンズの下の方を使おうとして、無意識にあごをグッと上げた不自然な姿勢になってしまい、首や肩が凝るという方も少なくありません。
2. 康孝の視点:室内での快適さを極めた「中近(室内用)メガネ」の活躍
そこで大活躍してくれるのが、別名「室内用メガネ」とも呼ばれる「中近両用レンズ」です。
遠近両用に比べて、遠くの景色を見る性能は少し劣りますが、その分、室内での主役となる「中間(2〜3メートル先)から手元の書類まで」を見渡せる範囲が圧倒的に広くて快適です。感覚としては、学校の教室くらいの広さであれば、遠近両用よりも中近メガネをかけている方がずっと便利で楽に過ごせます。
先日のお客様も、この「使い分け」で劇的に生活が楽になったお一人です。 お仕事でもプライベートでもアクティブに活動されている方ですが、以下のようにシーンに合わせてメガネをパチパチと切り替えていらっしゃいます。
- 通勤・外出時:遠くがしっかり見える「遠近両用」
- お家に帰ってから:室内が隅々まで見渡せる「中近両用」
- お仕事中:手元やパソコンを集中して見続ける時間は「中近両用」、それ以外は「遠近両用」
掛け替える手間は確かに少しありますが、そのひと手間のおかげで、目にかかるストレスや疲労感は驚くほど軽減されます。

3. 真由美の視点:ライフスタイルに合わせた「複数持ち」のすすめ
「ひとつのメガネですべてをまかなえないなんて、なんだか面倒だし嫌だな……」と思われる気持ちも、とってもよく分かります。
実は、私たちプロも完全に使い分けています。主人(康孝)も「お店用」「ワンちゃんの散歩用」「お出かけ用」「お家でのリラックス用」と、何本ものメガネを用途に合わせてローテーションしているんですよ。 (とはいえ、お店用のメガネをかけたまま、愛犬・黒柴のリンの散歩にうっかり行ってしまうことも多々あります。「遠くがちょっとぼやけるけど、まぁいっか〜!」なんて言いながら歩いている姿を見ると、クスッと笑ってしまいます(^0^;))
完璧に1本で済ませようとして無理をするよりも、シーンに合わせた「複数持ち」をする方が、結果として毎日がずっと快適になります。私たちがお店でよくおすすめする組み合わせのパターンは、以下のような形です。
- パターン①(基本):遠近両用 & 中近両用
- パターン②(デスクワーク重視):遠近両用 & 近々(デスク専用)
- パターン③(完璧マスター):遠近両用 & 中近両用 & 近々
(※ちなみに近視の度数が強い“強者”のお客様の中には、中近レンズの特性を活かして、中近1本だけでお家からお仕事まですべてをまかなっていらっしゃる方もいます!)
4. 職人の反省:機械の数値だけでは分からない「見たい距離」の真実
以前のブログではここまでのお話でしたが、実は最近、この「中近レンズ」の世界はさらに進化しており、現在は「遠用重視型(少し遠くまで見えるタイプ)」と「近用重視型(手元がより広く深く見えるタイプ)」の2種類から選べるなど、選択肢が非常に細かくなっています。
それだけ、現代を生きる皆様のライフスタイルや、文字に向かう時間の「困りごと」が多様化しているということなのですが、ここで私の過去の苦い「失敗談」をひとつお話しさせてください。
あるとき、「新聞をしっかり読みたい」と70代の女性のお客様が老眼鏡を買いに来られました。度数をキチッと測定し、ばっちり合わせたはずだったのですが、数日後、そのお客様が「新聞が全然見えないの」と再びご来店されたのです。
「おかしいな、お店では完璧に見えていたはずなのに……」と不思議に思い、お家での様子を詳しく伺ってみて驚きました。その女性は、なんと「床にあぐらをかいて座り、新聞を地べた(畳の上)に置いて読む」のが長年の習慣だったのです。
私は勝手に、お客様が新聞を手に持って読んだり、テーブルの上に置いたりしている姿を想像して度数を決めてしまっていました。しかし老眼鏡の度数というのは、「目から見たいものまでの距離」によって10cm単位でシビアに変わるものです。手に持つ距離(約30〜40cm)と、地べたに置く距離(約70〜80cm)では、必要な度数が全く違います。床の上の新聞がぼやけてしまうのは当然のことで、これは完全に私のヒアリング不足によるミスでした。
結局、そのお客様には「地べたの新聞にぴったりピントが合う距離」でレンズを摺り(加工し)直してお渡しし、今度は大喜びしていただけました。この経験は、「お客様の生活習慣をどこまで細かく、徹底的に聞き出せるか」が、眼鏡作製技能士にとって何より大事な仕事なのだと身に染みた、私の大切な教訓になっています。
5. あなたの困りごとに合わせた「最適解」を一緒に見つけましょう
中近レンズが2種類に分かれるようになったのも、まさにこうした「地べたの新聞が見たい」「テレビも見ながら手元も広く見たい」といった、お一人おひとりの細かなご要望に応えるためです。
だからこそ、私たちは機械の数値だけでメガネを作ることはいたしません。
お客様が何に困っていて、どんな姿勢で、どんな場面でメガネを必要としているのか。そのお話をじっくり伺うことこそが、本当に心地よいメガネを作る第一歩だと考えています。
「今のメガネ、なんだか目が疲れるな」と感じている方は、ぜひ一度、淀屋の丁寧なカウンセリングを体験しにいらしてください。あなたの大切な目に、一番優しい見え方を一緒に見つけましょう。
★ 現在の視力測定、見え方のバランス診断、使い分けのご相談は無料です。 ★ 「今持っている遠近両用を活かして、仕事用の中近を作りたい」というご相談も大歓迎です。 ★ あなたの日常に一番優しいメガネの組み合わせを、一緒に見つけましょう。
新大阪・東三国・宮原エリアで1958年から続く淀屋。夫婦二人のアットホームな雰囲気で、あなたの「見るストレス」をすっきり解消するお手伝いをいたします。
宝石・メガネ・時計・認定補聴器専門店「淀屋」
1958年創業。大阪・淀川区で「お客様の人生を豊かに、楽しくしたい」という想いを大切にしている専門家夫婦です。一級技能士としての精密な技術と、真由美ならではの温かい視点で、あなたの毎日をパッと明るくするお手伝いたいたします。
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