滋賀県からのお客様

今回は滋賀県からお越し頂いたMさま。48才の女性です。

インスタとこのHPを見てお問い合わせ頂きました。

最初のお問い合わせ時は妻が対応したのですが、どうもいろいろ見ることに困っているというか悩んでおられる様子でした。

一般的に老眼になったら皆さん困るのですが(笑)、その多くは50~55才くらいからです。48才で困っているということは少し早いように思われます。こういう方の多くは元々見ることに困っていたけど、若いときは眼も元気だったので自覚がなかっただけで、老眼世代に入ってき眼も元気が少しなくなってきたので眼が疲れるなどの自覚症状として出てくることが多いようです。

当店ではご新規様の場合、チェックシートに何に困っているかを記入して頂くのですがそのほとんどにチェックを入れられました(^_^;)

汚い字は僕の字です(^^ゞ いろいろお話を聞いて大事なところをメモっています。

とにかく見ること全般に困っておられるようでした。特にお仕事がプログラマーなのでパソコンとにらめっこの毎日だそうです。う~ん、手強そうです。

お調べした結果、色んな事が分かりました。

先ずは今までは単焦点のコンタクトレンズ(以下CL)か遠く専用メガネを常用されていたのですが、どれもこれも過矯正。特にご来店時にかけておられたメガネは一番過矯正でした。そう、確かにその方が遠くが良く見えるので合っているように思われていたのですね。

近視の人にとって過矯正メガネを掛けていると確かに遠くは見えているような気になりますが、近くを見るのに余計な負担が眼にかかります。2~30歳代ならまだしも50才近くになるとそうも言っていられません。確実に近くが見にくくなります。

近視の過矯正。ホントによく見かけます。視力測定の段階で度数を上げるとよりスッキリ見えるような気がするので、検者が度数を強くして「見えますか~?」と質問したらお客様はスッキリ見えるように思うので「見えます」って答えますよね。

これ、間違いです。あくまでも視力が向上しているかどうかで度数を上げるかどうかを判断しなければなりません。多少スッキリ見えるような気がしますが、どちらが開いているか分からないようであれば度数を上げてはいけません。

そんなことは視力測定する者にとっては厳守すべき行為なのですが、お客様の「見にくい」というクレームがこわいのか、少しでもスッキリ見えるようについつい強めの度数にするのでしょうね・・・

視力測定の流れとしては先ずは遠用の度数を求めますのでこの段階で過矯正が分かったので、遠用度数を適正にすれば自動的に近くも見やすくなるのでこれで問題解決かと内心思っていたのですが、実は見づらい原因はそれだけではありませんでした。

Mさまの眼の安静眼位(眼を閉じたときの眼の位置)が極端に耳側にありました。つまり外を向いているのです。目を開けるときちんと注視する点に眼が向くので一見して発見しにくいですが、ある測定でそれが分かります。

眼が外を向いていると言うことは近くを見るために寄り眼をしますが人より多く寄り眼をしないといけないくなります。

また、乱視矯正でユレ歪みを感じやすい人でもありました。

とまあ、なかなかの強者でした(^_^;)

最終的には中近眼鏡を一式ご注文頂きました。

このブログを書いている段階ではご注文頂いただけですがこのブログが公開する頃にはお渡しできているかと思います。

お渡しした後のこともアップしますね。

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