滋賀県のお客様、商品お渡ししました
先日のブログでご来店時のことを書きました。詳しくはこちらから
本日引き取りにご来店なさいました。
まず一番心配した点、累進レンズ特有ののユレ・歪みで掛けられないと言われることはクリアー!立ち上がると遠くに見え、周囲が少しぼやけるとおっしゃいました。遠くに見えるのは近視が強い場合にどうしても生じてしまう現象で、Mさまもそれは分かっておられました。周囲のぼやけもそうひどくなく、確かに違和感があるようですが、まあそのうち慣れるのでは?という感じでした。
Mさまは前回でも書きましたが、コンタクトレンズ(以下CL) とメガネの併用を考えておられ、前回当店にご来店後改めて眼科でCLの処方をしてもらったようです。度数は持っていたCLが過矯正であったことは伝えていたのでそこはできるだけそうならないように気をつけたそうです。遠近にするか単焦点にするか悩んだそうですが、まずは単焦点の過矯正でないCLを選ばれました。
この日もそのCLをご持参でしたので今回の中近メガネと新しいCL、それぞれを装用して見え具合がどう違うかを確認して頂きました。
メガネは中近ですがグレードがニコンロハス10。まずは遠方視力です。僕もびっくりしましたが矯正視力1.0出ました。ロハス7ではきっとこれは無理でしょう。さすが10です(^^) CLは1.2。さすが単焦点です。過矯正でなくても良く見えています。
一方近方視ですが、CLでも見えないことはない。ひとつだけの指標を見るだけならCLでも見えます。老眼世代とは言えまだ50才前。そのくらいは見えるでしょう。ただ文字を読むとなるとやはり中近には敵わないようです。ちなみにCLの上から老眼度数のメガネをかけると全然見やすさが違うとおっしゃいました。
視力とはひとつの指標で見える見えないを判断し度数を決めますが、日常生活はそうではなく文字を読まなくてはなりません。Mさまは安静眼位が耳側に眼が寄る外斜位、それもちょっと大きめの外斜位です。ですので近方視に伴う寄り眼を人より多くしなければいけません。
そうそう、CLの上に老眼鏡を掛けたら近くがよくみえたとおっしゃいましたが、そこにはプリズムレンズも入っており、寄り眼を助ける効果があります。それをつけたり外したりするとやはり入れた方が楽に読めるとおっしゃいました。今回の中近メガネにもプリズムは入れています。

Mさまは何でも理解したいタイプのようです。僕が決定した度数と従来のメガネ、CLの違い、その理由。出来上がったメガネを掛けて確認すると今回のメガネの度数が適正であることがMさま自身も確認できました。
とまあ、本当はもう少し突っ込んだ話もしたのですが、文字におこすととても大変なので割愛します(^0^;)
とにかく見え方には満足されたご様子。一安心です。また何かありましたらお気軽に(とは言っても片道2時間くらいかかるそうですが・・・)お越しくださいね。