ナイロールフレームの玉形変形
ナイロールフレームやフチなしメガネの場合玉形をある程度変更することができます。
昔他店で購入した18金のナイロールフレームのメガネ。今回ここにニコンのセンチュリーAIZの中近レンズを入れるご注文をいただきました。
お客様がが言うにはこのメガネを作るときに天地(上下)が深かったので下の部分を削って作ってもらったけど、今回元に戻して入れて欲しいとのご依頼です。出してきたメガネがこれです。
これ、なんか不自然に見えません??そう、鼻パットの位置がやたら下にあります。
もともと鼻パットはレンズの天地中心よりやや下についているものですが、これは下過ぎます。これはそのバランスを考えずに元の形に対して下の部分だけをカットした結果です。僕が試しに鼻パットに対してきちんとした位置にメガネをかけると・・・
こうなります。ねっ?メガネがやたら上にあるでしょ?これではおかしいのでメガネをずらした状態でかけないとバランスが悪くなります。
私も同様の依頼を受けることはたまにありますが、削っても2~3ミリ。それ以上摺るとおかしくなってしまいます。このメガネ屋さんはそういうことを考えずに削ったんでしょうね~。
今回は元の大きさと言われましたが、当然それがどれくらいの大きさかは正確には分かりませんが、鼻パットの位置から推測して作りたいと思います。