調光レンズのちょっと残念な特性

紫外線に反応して色が変わるレンズを調光(ちょうこう)レンズと言います。

ときどき「へんこうレンズ」と言われる方がいらっしゃいますが「へんこう」を「変光」と思っておられるのだと思います。残念ながらメガネ屋で「へんこうレンズ」は「偏光レンズ」となり反射光を遮るレンズのことを言い、釣りやドライブなどのアウトドア用レンズでもともと濃い色がついているのが一般的で色は紫外線に当てても変わりません。お間違いのないように(^^)

なのでお客様から「へんこうレンズ」が欲しいと言われた場合、必ず偏光か調光かを確認します(^^)

前置きはこれくらいにしておいて本題です。

調光レンズは紫外線に反応すると言いましたが、実はもう一つ要因があります。それは温度。

こう聞かされると温度が高い方が反応しやすいのかと思いきや…その反対で温度が低い方が反応する、色が濃くなるのです。

室内ではほぼ無色ですが
外に出るとこの通り

ちょっと残念ですよね。雪国の人にとってはその方がありがたいかもしれませんが、大阪では雪が積もることはまあない・・・

とはいえ冬は太陽が低いので朝夕太陽を直視する頻度が夏よりも多くなるのでその点では助かりますが、日中はね…

開発者の方々、ぜひ温度が上がるほど濃度が濃くなる調光レンズを開発してくださいな。

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