中近レンズのレイアウト
このサイトはどういう検索ワードでどのページがよく見られているかが分かるようになっています。いろいろあるのですが、その中の一つに中近レンズに関するブログが読まれているようですので改めて書きます。
以前に比べてだいぶ認知度が上がって来た中近レンズ。遠近両用では中間~手元がどうしても見づらいことがありますが中近では遠近に比べて格段に中間~手元が楽に見ることができます。その代わり遠くはぼやけますけどね(;^_^
今ではその利便性を十分に理解していますが、中近レンズが出た当時は僕もびっくりしました。遠くが見えないレンズってどうよ??ですよ(^^)
遠近両用レンズはちょっと極端な言い方になりますが、レンズの半分は遠くが見えるようになっていますが、中間、手元はオマケ程度。チラッと手元を見るくらいは大丈夫ですが、ノートパソコンや近くをじっと見続ける作業には向きません。
イメージとしてこんな感じです。
この写真は中近レンズを実際に加工しフレームに入れた写真です。青色マークはもちろん消すのですが、納品時にはプリントされています。
フレーム上にある半丸の部分が遠くが見えるポイント。中心あたりにある+マークがメガネをかけたときの眼の位置。下の[ ]マークが近くが見えるポイントになります。
このように遠く(この場合3~5メートル以上先)が見える度数はレンズの上端にわずかあるだけです。
中近レンズは別名室内用レンズともいわれ部屋の中であればおおむねすべて見えるようになっています。僕の経験上ですが、矯正遠方視力が1.0ある方の場合、中近レンズをかけて正面視をするとおおよそ0.7くらいの視力は得られるようです。
また別のブログにも書きましたが、天地(上下)幅の狭いフレームを選ぶとレンズ上部の遠くが見えるところを削ってしまいます。なぜならこのレンズを使おうと思っている人は近くは絶対に見たいので近くが見える部分を削るわけにはいかないからです。ですので今回の写真のフレームくらいの天地幅のを選んだ方がお得です(笑)