お客様から頂いた嬉しいお言葉 -補聴器編-
80代女性のNさま。昨年9月頃に当店で補聴器をお買い上げ頂きました。Nさまは7~8年前より補聴器を装用されており、今回のが3台目となります。
最初と2回目の補聴器は福祉を利用した補聴器でした。難聴レベルがある程度悪いと国から補助が受けられます。逆に言うと一般的な難聴レベルではこの制度は受けられません。つまり補助が受けられるくらい難聴度が悪いのです。
最初の補聴器は具合が良かったそうです。それを数年使い続けていましたが、ご自身の難聴度が進んだため2台目に変えたのですがこれの具合が良くなかったようです。
お店で何度も調整してもらったそうですが、それでも良くならなかったそうです。
Nさまはいつも娘さんと来られます。福祉の補聴器の時も常に付き添っていたそうです。なので娘さんはこれまでの流れも十分に理解されています。2台目の補聴器の時は同じ事を何度か話さないと理解してくれないレベルだったそうです。
さて今回は9月に福祉対応ではなく一般販売されていオーティコン社の充電式耳かけ補聴器購入して頂き、その後1ヶ月の間に2回調整しそれを使い続けておられました。そして今月またちょっと調整して欲しいとのことでご来店なさいました。その際に今回の補聴器について改めて感想を伺ったところ娘さん曰く

「2台目の補聴器と全然違う。この補聴器ならわざわざ大きな声をださなくても普通の声の大きさでも1回で理解してくれる。大人数の会話でもそれぞれの言葉を聞き分けてちゃんと理解できている。こんなにも違うのかと驚いている。価格的な負担は福祉対応機種に比べれば格段に増えたけどこれだけ聞こえが違うなら納得もできる」とおっしゃって頂き、Nさまご本人もそれにしっかりうなずいておられました。
そうなんですよね。福祉対応の補聴器は予算の関係上どうしても必要最低限の機能しか無く、快適に聞かせる機能は少ないのです。メガネでも同じで見えるだけのメガネと楽に見えるメガネはやはり違います。それと同じで楽に聞こえるって言うのは装用者のストレスの度合いが全く違ったものになります。
人の声が聞こえるだけでなく不要な音をしっかりとカットし、補聴器が苦手な複数人の会話もしっかりと対応してくれる今回の補聴器ならではの機能を充分に活用されている様子でした。

ちなみに今回の調整はハウリングがしやすいようだということと、起動音がちょっとうるさいでした。(この補聴器は電源がオンになると音楽が流れてくるようになっています)ハウリング抑制の調整はもちろん起動音も小さくできます。聞き取りとは直接関係ありませんがこういう細かい調整ができるのが装用者のストレスを軽減してくれるのです。