時計の修理をお預かりしました

腕時計の修理を2点お預かりしました。ちょっと預かるまでの流れが普通ではなかったのでご紹介。

最初にこの時計を持ってこられたのは60代?の女性Tさま。修理する方向で考えてはおられましたが、まずは見積もりをすることになりました。

そして見積もりが出たので電話連絡します。お留守だったので留守番電話に入れました。

その後数日経っても返事がありません。どうしたものかと思案していたある日Tさまの娘さまがご来店なさいました。

Tさまは当店に来られた後入院されたそうです。たいした病気ではなかったのですが、見積もりの留守電を聞かれたのは娘さま。そしていったんは母に伝えた後、当店の来られました。

時計の修理代はそう安くもありません。まして2点となるとそれなりの金額になります。娘さんにとってこの時計達が修理する値打ちがあるの??という疑問があったので相談しにご来店された次第です。娘さんと相談した結果、一旦戻すこととなりましたので返却いたしました。

それからまた数日が経って娘さまがまたご来店。

母に修理して欲しいと泣きつかれたそうです。結局修理することになりました(^^)

何でも修理する際によく聞かれます。これ修理する値打ちある??

この答えはもうね、ご本人にしか見つかりません。その商品に対する思いは人それぞれ違うのです。20年近く前の古いタイプの腕時計を娘さんは修理する値打ちなしと判断しましたが、Tさまご本人はぜひして欲しいと思われたのです。これが答えです。この時計達はTさまにとって費用を払ってでも直したいモノなんです。これはTさま以外は理解できません。

Tさましっかり修理してお渡ししますのでもうしばらくお待ち下さいね。

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