メガネの使い分け

現在中近メガネを常用されている60代女性Sさま。体調を崩されお仕事も退職され、ほぼ毎日家におられる生活をなさっています。

普段の生活は遠くはそうはっきり見えなくても不便でないので中近メガネを常用されているのですが、それでもiPadやスマホは見にくい。活字が読みにくいとご来店なさいました。

ご本人の感覚では老眼が進んだので今かけているメガネの度数を変更しないといけないのだろうなと予想して来られています。まあ僕も話を聞いているうちはそうかな、とも思ったのですが、視力測定をしてみると…

遠用度数、加入度数(老眼の度数)は今かけておられる中近とほぼ変わりがありませんでした。変更するにしても老眼の度数を1段階上げるくらい。この場合、今かけているメガネのレンズ交換をするとまあ確かに以前よりは何となくよく見えるようになったと思われるかもしれませんが、おそらく長時間の近業作業になるとやはり疲れるかと思います。

なので今回は近用ワイド、近々レンズをお勧めしました。

このレンズは別名デスクワークメガネを言われつまり机の上の物はパソコンを含めて中近と比較してもよく見えますが、その分遠方はかなり見えません。おそらくかけたまま歩くのは危ないかと。

まあ結局見たい距離をがっつり見えるレンズにすることで楽に見えるようにするわけです。遠近両用は見える範囲(遠く~近く)が広い分、特に近用部分の見える範囲が狭くなります。近用ワイドレンズはほぼ老眼鏡でレンズ上部がわずかにちょっと離れたところが見える設計です。

文章で書くとちょっとややこしくなりますが、お客様としては何が見たいのかをしっかり伝えていただければ現在お使いのメガネも考慮に入れたうえで最善のご提案をしますのでご安心ください。

近々メガネはほぼほぼ家の中で使われるのでフレームに関してはそうこだわることでもありません。なので今回は今使っていないメガネのフレームに入れることになりました。

それで十分だと思います(^^)

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