中近レンズのレイアウト

レンズをフレームに入れる加工をする際、レイアウトが確認できます。今回は中近レンズを加工しますのでそれをご紹介します。

写真上部にレンズ本体が設置されています。それが下のモニターに表示されています。この機械には加工するフレームの形状がすでに読み込まれいるので、それに従ったレイアウトが確認できます。

Aの白線が今回加工するフレームの形状です。中心付近にある赤丸の中に+マークがメガネをかけた人が正面視した時の眼の位置です。

そして中近の特徴ですが、Bの黒丸の部分が遠くが見える度数になります。ずいぶん上にありますよね。そしてCの部分が手元が見える範囲です。

つまり正面視の位置では遠くはすでにぼやけています。とはいえ矯正視力が1.0ある人であれば経験上0.7くらいの視力は出るみたいです。

正面視のピントが2~3mくらいなのでその分近くは遠近両用に比べてはるかに見える範囲が広いです。Cの部分、遠近だったら見える範囲は半分くらいになるのではないでしょうか。

室内をうろうろし、パソコンなどを見る作業の場合は遠近に比べ中近の方が圧倒的に楽なのは2~3m先から手元までが見えるレンズだからです。遠近だと5m~手元と守備範囲が広いのとあくまでも遠方が広く見えるレイアウトなので近方はどうしても狭くなってしまいます。

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