補聴器の装用効果測定の一例

補聴器の装用効果を測定した一例です。その人が聞こえる一番小さい音がどの程度かを音の高さ別に測定します。横軸が音の高さで縦軸は下になるほど聞こえが悪いことを表しています。が裸耳、が補聴器を装用しての測定結果です。この方、補聴器歴は長いです。なかなか素晴らしい結果ではないでしょうか。例えば1000Hzの音は裸耳だと80dBの大きさでないと聞こえませんが、補聴器を装用すると35dBで聞こえるという意味です。80dBはちょっと大声、35dBは対面する人の普通の声よりやや小さいくらい。左耳は言葉の聞き取りはできないので右のみに補聴器をされています。2000Hzの音がほかの周波数に比べ聞こえすぎかと思われますが、これは補聴器の特性でどうしてもこうなってしまうのです。ご本人もこの結果を見てとても満足されていました。
この測定をすることで客観的に装用効果が分かるのでとても大事な測定です。

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