眼鏡処方箋
古くからメガネでお世話になってる70代女性Mさま。いろいろ持病をもたれていて眼も移植手術をするほどでなかなか大変な方です。
このような場合はさすがに僕が視力測定するわけにもいきません。
先日ようやく先生が処方箋を書いてくれたからメガネを作りに行くねとご予約いただき、本日ご来店なさいました。
この方、遠用メガネはずっと常用されていますが、近用メガネを持っておらず、虫眼鏡で対応していたそうです。そこで今回の処方箋がこれ。

遠近両用??加入3.0D??
Mさま、めまいも常にあり、歩くのは普通に歩けますが、自転車は危ないので乗らないようにしているレベルです。しかも遠近両用メガネは経験無し。そうそう、遠用度数も今までとはだいぶ変わります。
そんな方に遠近両用はどうよ??
実際にテストレンズをかけてもらいましたが、歩くのはちょっと怖いとおっしゃっていました。まあたしかに慣れたらかけられるようになるかも知れないレベルではありましたが。
ただMさまに確認すると確かに遠近両用の方が便利かとは思うけど、遠用、近用を掛け替えるのはそんなに苦ではない、とおっしゃったので今回は遠用、近用別のメガネを作っていただくことにしました。
Mさまに処方箋に書かれている視能訓練士の年齢は?とたずねると若い女性でしたと。別に若いからダメとは言いませんが、患者さんが強く遠近両用を求めるのなら仕方がないかも知れませんが、Mさまの場合はまあ遠近の方が楽かな~くらいの軽い気持ち。しかも遠近がかけるのに慣れる必要があるなんてことは思ってもいなかったようで。そんな方にはやっぱり遠近はお勧めできません。
この病院、大きくて僕もよくお勧めするんですけど、今回の処方箋はちょっと疑問です。


