メガネの「見え心地」は最後の一削りで決まる?職人が手作業にこだわる「レンズのひずみ」対策【新大阪 淀屋】
1. ほとんどの工程が「全自動」の時代だからこそ
こんにちは、淀屋の瓦林康孝です。 現代のメガネ作りにおいて、レンズ加工のほとんどは高性能な機械が全自動で行ってくれます。丸いレンズをフレームの形に合わせて精密に削り出すそのスピードと正確さは、ひと昔前の「全手摺り」の時代から考えると魔法のようです。
しかし、機械がどれだけ進化しても、どうしても自動化できない「最後の大切な工程」があります。それが、職人の手による**最終微調整(手摺り)**です。

2. レンズに潜む「ひずみ(歪み)」の正体
レンズをフレームに収める際、最も注意しなければならないのが「サイズ感」です。
- 小さすぎる場合:レンズがカタカタと動き、フレームから外れたりします。
- 大きすぎる場合:フレームに無理やり押し込むことになります。
実は、この「無理やり押し込む」ことが一番の問題です。プラスチックレンズには弾力があるため、少し大きくても入ってしまうのですが、レンズ内部では分子レベルで強い圧力がかかり、**「ひずみ(歪み)」**が生じてしまいます。 このひずみが大きいと、どれだけ度数が合っていても、目が疲れやすくなったり、違和感を感じたりする原因になるのです。
3. 職人の「手」が、レンズのストレスを解放する
私は、機械で加工する際にあえて「ほんの少し大きめ」で止めておきます。そこから先は、自分の手でレンズの外周をダイヤモンド砥石で削り、コンマ数ミリ単位で調整を重ねます。
ネジを締めたときに、フレームに隙間ができず、かつレンズに無理な力がかからない「ピタッ」と収まるサイズ。この絶妙な力加減を判断できるのは、機械ではなく、長年の経験で培った人間の感覚だけなのです。
4. 自作の「ひずみ計」で見えない不快感をゼロに
加工が終わったメガネは、最後に**「ひずみ計」**でチェックします。 私は偏光レンズを組み合わせて自作した装置を使っていますが、これを通すと、肉眼では見えないレンズ内部のひずみが光の模様となって現れます。
お客様にはなかなか気づかれない部分かもしれませんが、**「不快になるであろう原因を一つでも減らす」**こと。それが、淀屋が大切にしているメガネ作りのプライドです。ひずみのないクリアな視界こそが、一日中掛けていても疲れない「本当に楽なメガネ」への第一歩だと考えています。


【Q&A】レンズ加工と見え方についての疑問
Q. 他店で買ったメガネが最近疲れやすいのですが、ひずみが原因のこともありますか? A. 可能性は十分にあります。 レンズが無理に押し込まれていたり、フレームが歪んでレンズを圧迫していたりすると、ひずみが生じて目が疲れやすくなります。気になる方は、店頭で無料のひずみチェックをさせていただきますので、お気軽にお持ちください。
Q. 手作業で調整すると、時間がかかりますか? A. 丁寧にお仕立てするため、少しお時間をいただきます。 機械任せにすれば早く終わりますが、長く快適にお使いいただくためには、この最後の一手間が欠かせません。一本一本、真心を込めて削らせていただいています。
宝石・メガネ・時計・認定補聴器専門店「淀屋」
1958年創業。大阪・淀川区で「楽に生きる」を支える専門家夫婦です。一級技能士としてのプライドを持ち、最新の設備と職人の技術を掛け合わせ、数値以上の快適さを追求したメガネをお仕立ていたします。
【アクセス案内:駅から徒歩圏内の路面店です】
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住所: 大阪府大阪市淀川区宮原2丁目5-19 電話: 06-6391-3518 定休日: 毎週火曜日・第3水曜日


