【プロの視点】「軽いフレームを選んだのに鼻が痛い……」その原因は、メガネの“重心”にありました【新大阪 淀屋】
1. 「手に取った時の軽さ」だけで選んでいませんか?
こんにちは、淀屋の瓦林康孝・真由美です。 メガネフレームを選ぶ際、「できるだけ軽いものを」と条件にされる方はとても多いです。手に取って「軽い!」と感じるフレームは確かに魅力的ですよね。
しかし、「フレームが軽い=かけた時も軽い」とは限らないのが、メガネ選びの落とし穴。条件によっては、あえて「しっかりとした重みのあるフレーム」を選んだほうが、圧倒的に楽に過ごせるケースがあるのです。
2. 康孝の視点:軽いフレームが「重く」なる条件
特に以下の条件に当てはまる方は、フレームの軽さだけで選ぶと、かえって鼻への負担が大きくなってしまうことがあります。
- 近視の度数が -3.00D 以上の方(レンズに厚みが出やすいため)
- 大きいフレームがお好みの方(レンズの面積が広く、重くなるため)
- 遠視の方で、遠近両用や老眼鏡が必要な方(中心部が厚いレンズになるため)
これらの方のレンズは、どうしても重くなりがちです。では、なぜ軽いフレームに重いレンズを入れると、かけた時に「重い」と感じてしまうのでしょうか?

3. 全ての重さが「鼻」にのしかかる理由
私たちがメガネの重さを感じる場所は、耳ではなく、常に鼻(鼻根部)です。
超軽量のフレームに重いレンズを入れると、メガネ全体の重心が極端に「前方(レンズ側)」へ寄ってしまいます。すると、テコの原理のように、メガネの全重量が鼻パッド一点に集中してのしかかってくるのです。
上のイラストを見てみてください。 左側のメガネのように重心が前にあると、鼻に重さが集中して痛くなりやすくなります。一方で、右側のように重心が耳側へ分散されていると、かけた時に驚くほど軽く感じるのです。
4. 「重心を後ろに下げる」という逆転の発想
私が普段かけているメガネは、一見すると「重そう」なデザインです。実際に軽量フレームに比べれば総重量は重いのですが、実はかけると重さをあまり感じません。
その秘密は、テンプル(耳にかけるツルの部分)の先にあります。あえて後ろ側に適度な厚みと重みを持たせることで、重心をグッと後ろへ移動させているのです。
重心が後ろに下がれば、重さが「鼻」と「耳」に適切に分散されます。これが、プロが設計する「本当に楽なメガネ」の正体です。
5. あなたの目に、最適な「バランス」を
メガネ選びで本当に大切なのは、フレーム単体の重さではなく、レンズを入れた状態でのバランスです。
「度数が強いけれど、鼻への負担を減らしたい」 「いつもメガネがずり落ちてくる」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度淀屋にご相談ください。一級眼鏡作製技能士として、レンズの重さを計算に入れた「重心バランス」を考慮し、あなたにとって一番軽い一本を丁寧にお選びし、整えてまいります。
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