掛け時計の修理を承りました
掛け時計、置き時計の修理は最近減ってきてはいますが、時々お持ちになります。
今回は掛け時計ですが、とてもキレイな時計です。電池を交換しても動かない。キレイで気に入っているし頂き物なので大事にしていきたいとのことでした。


掛、置時計の機械(ムーブ)は歯車を含めそのほとんどがプラスティック製です。腕時計でしたら歯車などには必ず金属を使いますが、大量生産、コスト的にもプラスティックの方が良いのでしょうが、歯車にプラスティックね・・・と以前から思っていました。
歯車は当然時計が動いている間ずっと動いています。プラスティックだと当然摩耗します。摩耗した歯車は修理しても新品には戻りません。従いましてこの類いの修理はほぼ全て機械交換になります。機械を新品に変えることで修理すると言うことです。
この場合、裏のムーブのスペース、針の長さ、文字盤の厚みなどが問題になります。汎用品ムーブは針もセットになっているので既存の針が使えるかどうかはムーブに合わせてみないと分かりません。
さっ、職人さんとこに持って行ってムーブが合うかどうかを確認してきましょう。