補聴器の調整

その昔、補聴器はアナログ式でした。その場合、音質の調整はつまみを回すことで行っていました。ステレオやコンポなどで再生音の音質を調整するように低音、高音を上げたり下げたり。これだとなかなか細かい調整はできませんでした。

それから約20数年前からデジタル補聴器が出始め、現在はほぼ100%これになりました。デジタルになったことで「雑音抑制」、「ハウリング抑制」など不要な音を削減したり、各音域で出力を大きくしたり小さくしたりすることができるようになり、より細かい調整が可能になりました。

当然調整はパソコンで行うことになります。上の画面はリオンの補聴器の調整画面例です。画面向かって左が右耳の補聴器、右が左耳の補聴器の調整画面です。

ナンのことやら??と思われるでしょう?そう、僕も最初のウチはこれをどう動かせばどんな音が出るの?ってな感じで、おそるおそる触っていたのを覚えています。もちろん今となってはもうすっかり慣れていますのでご安心を(^_^)

まあとにかくアナログ時代に比べてできることがわんさかあります。高級補聴器になればなるほど項目が増えます。

何が言いたいかというと、補聴器の調整をするのにパソコン操作は必須、いや得意でないと難しく、多機能になるほど覚えないといけない項目が増えるので、日々勉強しないといけない、と言うことです。

またある程度のセオリーはありますが、それが絶対の正解とは言えず、人によって変わることも多いのです。なので経験も大事。訳が分からないままアプリの自動調整に頼っているだけではダメなのです。

がんばります!

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