プラスチックフレームの鼻パットつけ
プラスチックフレームの多くは鼻バットがフレームと一体型になっていますよね。西洋人のように鼻柱が高い場合は問題ないのですが、悲しいかな東洋人は鼻柱が低い人が多い・・この場合どうしても眼鏡がずれやすくなります。
そんなときは金属のクリングスをつけることができる場合があります。今回はその工程をご紹介します。
修正前の状態です。
ブリッジ(鼻)幅が広いのとパッドが小さいですのでずれやすくなります。
先ずは大まかにニッパーで切断します。
ニッパーで切断できたらヤスリで平らにしていきます。養生テープを忘れずに(^^ )
ヤスリである程度平らにできたらバフで磨きます
写真では分かりにくいですが右側だけ磨いているので光沢が出て、削った後が全く分からない状態になっています。そこにクリングスを接着します
これは接着剤です。接着剤と言ってもフレームの素材であるセルロイド、アセテートを溶かす事によって接着するので強度はとても強いです
ココが一番気を遣うところです。位置をきっちり決め、左右きれいに対象になるように土台を貼り付けます。つけた直後はまだ溶剤が乾いていないので位置決めしたらそのまましばらく放置して乾くのを待ちます
十分乾燥した後、鼻パットを取り付け完成!
加工前後で鼻パットが高くなったのがおわかりいただけると思います。
すべてのプラスチックフレームに対応できるわけではないですが、こうすることによってずれは格段に改善されます。