サイズ直しで注意したい点
18金、プラチナは基本的にサイズ直しは可能です。ですが、デザインによっては難しい場合があります。
一番よくある例がエタニティリングです。
リングの一部~全周にダイヤが留まっているリングをエタニティリングと言います。写真のは全周の半分ほどにダイヤが留まっているのでハーフエタニティと言います。
さて、サイズを小さくする場合、下のイラストのようになります。
黒円から赤円にサイズ直しをするとリングの一番上の部分はいいのですが、中心から外れれば外れるほどカーブがきつくなるのがお分かりいただけると思います。
エタニティリングのように肩の部分までダイヤがあるばあい、サイズ直しをするとカーブがキツくなるので石が飛んでしまうのです。大きくする場合も同様です。
全周ダイヤが入っているフルエタニティはサイズ直しは不可。ハーフでも±2が限界ですね。店頭在庫のエタニティリングのサイズが全くあわない場合は別作します。ダイヤを留めていない地金でまず指定のサイズでリングを作り、そこからダイヤを留めていきます。そうすることでダイヤが外れやすくなることはありません。ただし、納期がかかってしまいますけどね。
エタニティリングに限らず、普通のファッションリングでも肩まで石が留まっているデザインもあるので、購入時には気をつけましょう。