50代遠視系の方のメガネ
インスタを見てご予約いただいたお客様が来店されました。
中近メガネを仕事で使っていて、今回は予備のメガネが欲しいとのことで来店されました。
中近メガネは別名室内専用メガネともいわれ、室内では掛けはずししなくても使えるメガネではあるのですが、やはり歩いたりするときははずしてしまうそうです。
これ、理由はもう分かっています。分かっていますがその解決方法はありません。残念ながら。
中近レンズは3メートル以上先が見える部分が少なく、その代わり3メートル先から手前までが遠近レンズに比べ格段に見える範囲が広いレンズになります。
とはいえ1枚のレンズにいろんな度数が入った累進レンズであるには違いないので上のイラストの白い部分はぼやけてはっきり見えない部分になります。
ブログタイトルにもしましたが遠視系老眼世代の方は老眼になるまでは物がぼやけて見えたことがありません。はっきり見えるのが当たり前なんです。
で、中近メガネをかけると確かに近くは見やすくなりますが、顔を上げて遠くを見たとき白い部分がぼやけてしまうのでそれがストレスになりついメガネを外すことになります。
余談ですが私のような近視系はメガネがないと遠くがぼやけます。つまりぼやけるってことに慣れているんです。なのでメガネをかけるとぼやけずに遠くが見える!というだけでOKになります。中近をすると確かに横方向はぼやけてしまいますが、もともとぼやけているのが当たり前の世界で過ごしてきたので何とも思わない人の方が圧倒的に多いです。
遠視系でもメガネがないと遠くもぼやけるくらいの遠視ならメガネのありがたさが分かりますが、ほとんどの人はメガネをかけずに遠くが見えなおかつ困っていません。困っていないのに周囲がぼやけるメガネをなぜかけなければならない??となりどうしても掛け外しが多くなって今うのです。
今回のお客様もその点はよくご理解いただいていたようで、今回の目的はあくまで予備的、今の中近メガネはずりやすいのでずれにくい眼鏡の購入ですので問題ありませんでした。
遠視系の方でも遠くも近くもメガネがないと見えないくらいまでに遠視、老眼が進むとメガネをかけざるを得ない状況になるのでその時になってメガネをかけっぱなしになる方が多いです。私の妻もまさしくこの仲間です。最近になってようやくかけたままです(^^;)