真珠の留め方

真珠は日本人にとって特別な宝石です。「本真珠」はアコヤ貝から捕れた真珠のことをいい、そのほとんどが日本で養殖されています。上品なテリと大きさで日本人の女性に大人気です。

海外でとれる真珠は白蝶貝の南洋真珠、マテ貝の淡水あるいは湖水真珠がほとんどです。昔はマベ貝のマベパールもありましたが、最近は見なくなりました。

その真珠ですが、指輪や、ピアスなどのアクセサリーとして留める場合、一部爪を使っているのもありますが、接着剤を使っているのが多いです。

真珠は水に弱いと言われていますが、実はそんなに弱くはありません。だって海の中で育っているのですよ(^_^) ただ、日常生活の中の水って自然の水ではなく、水道水には塩素が含まれていますし、石けんにはアルカリ物質が多く含まれています。そういう意味ではやはり水には気をつけた方がいいです。

実はその水、真珠本体にも影響しますが、それよりも接着剤に大いに影響します。

今回たまたま2件真珠の再接着の依頼を受けました。

どちらも修理前の写真を忘れてしまいましたが、真珠だけポロッと外れて持ってこられました。指輪はサイドの珠片方がが外れた状態でお持ちになりましたが、確認のためもう片方もチェックしたところ、簡単に外れました。センターの真珠は大丈夫でした。お気に入りでよく使っていたそうです。

どちらも単に接着が弱くなっただけですので再接着で簡単に元に戻ります。ただ同じ使い方をしているとまた外れる可能性があります。

使い終わった後、柔らかい布で軽く拭いてやるだけでいいです。余分な汗、水分を拭き取ってやりましょう。それだけでも効果抜群です。

再接着は簡単と書きましたが、真珠が外れた際、紛失してしまう場合もあるのでやはり普段のお手入れを気にしていただいた方が良いかと思います(^_^)

現に指輪の方は必死になって探されたそうです(^_^)

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